こんにちは。こびと作家のMei.Wです。
毎年暑くなると体調を崩しがちなのですが、今年は本格的な夏になる前に、早々に体調を崩してしまいました…。
こびとやとは別件でかなり忙しかったということもあるのですが…
いい加減に、なんだかんだと体調を崩しがちなのが嫌になって、改めて原因を考えてみました。
毎年夏はだいたい体調を崩すし、今年は新年早々体調を崩してしまったし…
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思い当たる原因として、体力不足や、疲労やストレスがたまると食欲がなくなるタイプであることなど色々考えたのですが…
根本的な原因は考え方や価値観といったメンタルの部分にあるのかも!?という気がしてきました。
体力や食事については、すでに運動や、簡単で体に良い料理に挑戦するなど改善を試みており、効果はそれなりに感じられるのですが、一旦調子が悪くなりだすと運動も料理もハードルが高くなって、結局おろそかにしてしまうという…
なので、根本的な問題はそれ以前の精神的な部分なのではないかという結論にいたりました。
がんばれない自分を責めてしまう
私はどうにも、がんばったり、たくさんのことをこなせることが良いことと考えてしまいがちです。
それはそれで間違いではないとは思うのですが、その考えが根本にあるせいで、休んだり、やろうと思っていたことが思ったよりできなかったりすると、自分を責めて、怠け者な駄目な人間だと感じてしまうのです。
その上、自分でいうのもなんですが、私は人の良いところを見つけるのが得意な方で、自分以外の人がみんな素晴らしい人に感じられます。
そこは本来なら誇れる長所だと思うのですが、この場合は逆に、まわりの人がすごい人に見え過ぎて、相対的に自分がとっても駄目な人間なように思えてしまうのです…。
何度か体調を崩す中で、そこにはうっすら気づいていましたし、「休みも大切」「マイペースで続けていくのが大事」ということも頭ではわかっておりました。
なので、目標とするタスクを減らしてみたり、休みを意識的にとるようにしたり、そういったことも何度か試したことがあるのですが…
どうしても「がんばることが正しい」「たくさんのことをこなせることが素晴らしい」という考えがほとんど無意識のレベルで根をはっていて、効果はいまいちでした。
無意識に自分に「がんばるべき」とプレッシャーをかけてしまったり、がんばれないと「怠け者」と責めてしまったりしてしまうのです。
老荘思想
今回、疲れやすかったり、体調を崩しやすかったりする根本的な原因がその考え方や価値観にあるのでは?ということに気がついてからは、なんとかしてその根づいてしまっている考え方・価値観を引き剥がそうと色々試してみました。
その中で、効果が大きかったように思うのが老荘思想です。
実は小学生の頃、初めて読んだ思想の本が『マンガ 老荘の思想』で(※図書館で大人用の本のコーナーに迷い込み、マンガなら読めそうと読んでみて夢中になりました)、私の一番の根本には老荘思想があると自覚しておりました。
そのおかげで、現状を変える手がかりを探している中で老荘思想を思い出し、ヒントになりそうな気がして、改めて読んでみることにしたのです。
老荘思想は「無為自然」であることが大切であるとし、争わず、足るを知り、あるがままを受け入れることを説きます。(※老荘思想はたやすく理解したと言えるようなものではないので、あくまで私が感じたニュアンスです)
”有用なものが良いとは限らない。材木として役に立たない木だからこそ、切り倒されず寿命を全うできる。”
”木や石のように堅くて強いものよりも、水や風のように柔らかくて弱いものの方が強い。
水は争わず、時に器に合わせて自在に形を変える。
しかし、形をもたないことでかえって、小さな隙間にも入り込み、岩を砕くこともある。
水のように柔らかくしなやかに生きるのが良い生き方である。”
″知識もものも減らしていく方が良い″という考え方は、断捨離とも似ているかもしれません。
そんな老荘思想に触れているうちに、今度こそ、根づいていた「がんばること・多くを為すことが素晴らしい」という価値観を壊せたように思います。
おかげで自分を責めたり、自己嫌悪に陥ることが減って、少し楽になりました。
まだ時々うっかり「がんばらなきゃ、たくさんのことをやらなきゃ」という思考に引きずられてしまう時もありますが、そのたびに気づいて老荘思想を思い返しています。
このまま、変に自分を追い詰めてしまう癖を治せたら、疲れやすさや体調の崩しやすさも改善していくと良いな…。
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